ANA第3四半期決算、赤字▲351億円
ANAは29日、連結決算を発表した。
営業収入の▲1837億円(▲17%)減収に、費用減が追いつかず
前年の黒字から、▲351億円と、赤字となった。
内容は以下のとおり。
① 国際旅客▲828億円(▲35%)、国内旅客▲689億円(▲13%)、
国際貨物▲202億円(▲34)と、特に国際線での減収が大規模
となった。
・国際旅客;供給(座席㌔)減▲5%にもかかわらず旅客数は
微増、従って利用率は71⇒75%と大幅に改善。
収入減はひとえに収入単価減による。
発着単価;7万円⇒4.6万円
・国際貨物;輸送量の落ち込みは少なく、やはり収入単価減
が影響している。
・国内旅客;旅客数の減少(▲9%)と単価減(▲4%)とで
収入減となっているが、旅客減の方が深刻。
利用率は64⇒61%と落ち込んでいる。
② 通期損益; 営業損益▲200億円、当期損益▲280億円との見通し
は現時点では変えていない。
しかし四半期別にみると、第4四半期(1~3月)で178億円の
営業利益を達成しない限り、通期営業損益▲200億円にはなら
ない。
これは夏場の142億円、前年第4四半期の▲328億円から類推し
ても厳しいのではないか?
③ 資金状況(単位は億円);
・営業C/F; 税前損益は赤字(▲580)ながら、減価償却費
(842)と税金の戻りが効いて、831億円のプラス。
・投資C/F; 機材購入(多くが新機材の前払金;建設仮勘定)
等の流出(▲1807)と、有価証券等長期性の資金運用に約
1300億円。
・増資(1419)と長期借入金増(1684)で、返済をまかない、
1800億円規模のプラス。
④ 財務状況;増資と借入金の差引き増が2,000億円弱。
大まかに見て、それが、現預金有価証券増(850)と建設
仮勘定(872)に回った形となっている。
以上 (ANAのIR資料による)