SKYのQ3決算、驚異的な利益率はコスト低下と搭乗率向上による
スカイマークは27日、第3四半期まで(4~12月)の決算を発表した。
売上高412億円に対して営業利益は87億円であった。
営業利益率は21%と、国内航空会社としては驚異的な高いレベルとなった。
なお税金等を加味した当期純利益も前年より倍増の39億円となった。
機数は前年度末の12機から17機へと増加、羽田=熊本、鹿児島、神戸=茨城、
札幌、長崎、熊本、鹿児島と新路線に進出した。
《収益性指標)
増益は、席当りコストの大幅引下げと搭乗率の更なる向上による。
供給席数は路線拡大により+30%、旅客数はこれを上回る+35%であった。
この結果、平均搭乗率は更に上昇して(前期)77%⇒(当期)80%に達した。
旅客当りの平均収入単価はほぼ横ばいの約13,000円で推移、
他方、席当りのコストは約9,300円⇒8,200円と大幅(▲12%)に低下、
収支トントンラインを示す損益分岐利用率は63%まで低下した。
この結果、搭乗率と損益分岐利用率の差は6⇒17ポイントと拡大して、
驚異的な営業利益率になったもの。
なお席当りコスト低下の詳細は、年度決算の内容を待って分析したい。
《路線別搭乗率》
4大路線の搭乗率は更に向上して、(前期)81%⇒(当期)90%に達した。
新路線でも健闘した。(神戸=茨城68%、神戸=札幌84%など)
全社平均搭乗率が、(前期)77%⇒(当期)80%と、「+3ポイント」となった
その要素内訳を試算すると以下のとおりとなり、
低搭乗率の路線拡大の影響(▲5P)が、その路線の搭乗率引上げ(+3P)と
4大路線の搭乗率改善(+6P)で克服されている。
4大路線の搭乗率改善効果; +6ポイント
その他路線の搭乗率改善効果;+3ポイント
路線構成の変化(搭乗率の低い路線拡大の影響);▲5ポイント
《財務状況》
資産は(期首)205⇒(12月末)321億円と116億円増加。
・ 現預金が75⇒143億円と大幅増
・ 保証金/預け金の増加は、リース機材増によると考えられ、
・ 建設仮勘定の増加は、航空機の前払い金(A380か)によると考えられる。
・ 他の有形固定資産の増加は、就航地の増加によるものであろう。
負債は(期首)91⇒(12月末)172億円と81億円増加。
・ 利益増による法人税等の未払税金増が+40億円
・ 売上増に伴う前受収入の増が+18億円
・ 機数増により、整備引当金も+12億円
純資産は、主に利益の積み増しにより+34億円
《年間業績見通し》
年間業績見通しは、修正発表の都度、売上高、営業利益ともに
拡大、現時点では「営業利益は103億円」とされている。
株価も2010年8月からほぼ上昇の一途で、A380の購入契約
発表で一時値を崩したものの再上昇、1月17日には1,449円
を記録した(Yahooファインアスによる)
以上