第1四半期、ANA/JALの収支比較
既に発表されているANA/JALの第1四半期決算について、簡単に比較すると次のとおり。
① 収入規模;ANAは、国内旅客での減収(▲90億円)を国際旅客と国際貨物で補い、
ほぼ前年並みの3050億円であった。
JALはANAより▲16%少ない2549億円であった。
JALは、国際旅客収入こそANAの1.14倍で96億円上回ったが、国内旅客収入の規模
が▲25%(▲341億円)少なく、国際貨物も▲42%(▲98億円)少なかったためである。
JAL+JAS統合後の2002年度では、国内旅客収入がほぼANA並みの97%、国際旅客、国際貨物の収入はそれぞれ3.6倍、3.9倍であり、総収入もANAの1.4倍だったことと比べると、隔世の感がある。
② 事業別見ると、
1) 国内旅客;
ANA; ほぼ前年並みの供給(座㌔▲2%)に対し、旅客数は▲15%と前年を大きく下回り、利用率は▲8ポイント下落。 収入単価が+10%上昇したことで減収は▲6%。
JAL; 供給(座㌔)はANAの約6割。 利用率はANAを2.5ポイント上回ったものの、
収入はANAより▲341億円(▲25%)少なかった。
2) 国際旅客;
ANA; 供給(座㌔)を前年より25%増やしたが、旅客数の伸びは7%にとどまり、利用率
77⇒66%と大幅に低下した。しかし発着単価が4%上昇して、収入は+8%(+51億円)増加した。
JAL; 供給はANAの1.22倍、旅客数は1.07倍、収入は1.14倍であった。
JALはANAより長距離路線割合が大きく、発着旅客単価が6%高かったことが影響している。(㌔当りの収入単価は同レベル)
3) 国際貨物;
ANA; 輸送量が増え、平均収入単価も上昇したことで、収入は+18%(+26億円)増加。
JAL; 輸送量はANAの半分に見たず、収入はANAの6割弱。
ANAの3.9倍あった2002年度と比べると、地位は逆転して、大きい差がついた。
(両社のプレスリリース資料による)

