スカイマークの上期決算
先週末に発表されたSKYの決算、及び搭乗実績を簡単に分析すると以下のとおりとなる。
① 事業規模(便数、座席数); 羽田発着の4大路線はほぼ前年並みであったが、
その他の路線が3倍以上に増え、その結果、両社の割合が逆転し、4大路線は
半分以下(前年73%→当年47%)となった。
② 収支; 売上高は、旅客数の増加(+49%)によって約1.5倍の397億円となり、
営業利益は59→91億円と増加、純利益も28→45億円と増加した。
売上高営業利益率も前年より更に上昇して23%となった。
③ 旅客単価と座席単価; 旅客収入単価はほぼ前年と同レベルの13,400円であった。
座席費用単価は、前年より更に7%低下して、8,000円となった。
④ 搭乗率とB/E; 搭乗率は82→77%と▲5ポイント低下した。
座席の増(+58%)に対し、旅客数は49%の増であったためである。
4大路線は前年を更に+1ポイント上回って90%を越えた。
その他路線も63→66%と3ポイント上昇した。
しかし、極めて高レベルの4大路線の割合が低下したことで、総平均の値が下がった
ものである。
一方、座席当りコストの低下が大きかったことで、営業収支トントンとなるB/Eは
64→60%と▲4ポイント低下して、採算を採り易くなった。
搭乗率が低下したが、B/Eも低下したため、採算性はほぼ変わらず、売上規模の増加
によって増益となったものである。
⑤ 財務状況; 期中に実施した増資と利益によって、純資産は222億円増加した。
それに伴い、現預金も倍増して337億円となった。
また新機材の前払金等の建設仮勘定も23億円増加した。
負債の増加は小幅であった。
⑥ 通期予測; 今年度通期では、売上高は818億円、営業利益は170億円、純利益で
88億円を予定している。
以上
(SKY決算発表資料、搭乗実績をもとにJAMR算出)